記録的猛暑、気候変動対策、新技術の台頭

【1】2024年7月、1日の世界平均気温が
【3】気候変動に関するカマラ・ハリス氏の見解
【9】☀️😎盛り上がりを見せるペロブスカイト太陽電池
市川裕康 2024.07.27
誰でも

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【⭐📰👀今週気になったニュース・トピックス】

【1】2024年7月、1日の世界平均気温が新記録に到達 [7/24 コペルニクス気候変動サービス]

2024年7月22日は17.16℃と最近の歴史上最も暑い日であったことが欧州連合の気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス」により確認されたと伝えられています。 改めてこうしたグラフで見ることで深刻さに気付かされます。

image credit: コペルニクス気候変動サービス

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image credit: コペルニクス気候変動サービス

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気温と併せ、日本は継続中の「海洋熱波」に直面し、記録的な気温と海洋生物への影響が出ていることも伝えられています(イカのサイズ変化、カツオの回遊変化、ホヤの成長異常等)。

*海水温上昇の危険な影響 [ 7/24 Financial Times]

11月の大統領選で民主党の候補として共和党のトランプ前大統領に挑むカマラ・ハリス米副大統領の気候変動政策に関し、英語圏のメディアでは数多く取り上げられています。環境NGO、気候変動学者などからの熱烈な支持を既に受けているようです。11月の大統領選挙の争点として「エネルギー」と「気候変動」が大きな争点になりそうです。

【4】第2回GX2040リーダーズパネル[7/23 首相官邸]

有識者として参加された方(寺島実郎氏 /千葉宗一郎氏 / 小西雅子氏 / 亀澤宏規氏 / 岡本浩氏)の発表資料を閲覧することが可能です。→ 議題・発表資料など

日本政府は脱炭素電力が豊富な地域への産業集積を計画しているとのことです。GX推進法の改正により、環境に配慮したプロジェクトへの税制優遇と補助金を提供し、エネルギーの地産地消を促進して効率性の向上を目指している、とされます。脱炭素電力の比率が4割超の地域としての北海道、九州、関西が目立ちますね。

image credit: 日本経済新聞

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"経済産業省の担当者からは、火力発電を取り巻く現状について、電力需給がひっ迫した際の調整力などとして重要である一方で、脱炭素に向けて、国際的には石炭火力の休止や廃止への要請が高まっているほか、再生可能エネルギーの導入拡大に伴い、稼働率が低下し、設備の老朽化も進んでいることなどが説明されました。

これに対して出席した委員からは、「国民がエネルギーの安定供給に不安を感じない時間軸で脱炭素を進めるべき」という意見や、「事業者が火力発電の設備を保有し続けられるよう政府の支援が必要だ」といった指摘が出されました。"

【7】国のGHG削減目標審議、顔ぶれに変化 内容も野心的に? / 小西雅子WWFジャパン専門ディレクター[7/26 日経GX🔐]

  • 温室効果ガス削減目標を審議する委員会の構成が大きく変化し、重工業からの代表者が減少。

  • 国際的な合意により、2035年までに2019年比で60%の排出削減など、野心的な目標が求められている。

  • WWFジャパンのシナリオによると、再生可能エネルギーの拡大とエネルギー効率化により、2035年までに2019年比でCO2排出量を66%削減することが可能。

7/26に開催されたセミナーのPDF資料が公開されています。日本の気候変動・エネルギー政策を「知る」ための参考資料・データが満載です。

【9】☀️😎盛り上がりを見せるペロブスカイト太陽電池

【10】「持続可能な航空燃料(SAF)」を巡る動向

【イベント登壇のご案内】

ここまでお読みいただきありがとうございました! 今回は以上となります。もしニュースレターが有益と感じられたらSNSなどで「いいね」や「シェア」をお願いします 🙇‍♂️🙂[ハッシュタグ: #ClimateCuration ]  みなさんのネットワークの中で、気候変動に関する情報を必要としている方に届くきっかけになれば幸いです🙂。

*気候変動、脱炭素、気候テック関連のリサーチ等にも力を入れています。海外の業界動向調査やコンサルティング等、お仕事のご相談・ご依頼がありましたら、どうぞお気軽にご連絡下さい。

では、どうぞよい週末をお過ごしください🙂🙋

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