世界的な異常気象 / 世界の再エネ発電割合が30%超に
【3】気候変動が子どもの健康に影響?専門家が発表
【5】世界の再エネ発電、初の30%超 太陽光が後押し、英調査
【7】世界最大CO2回収施設「マンモス」、アイスランドで稼働
こんにちは。新しく登録してくださったみなさん、ありがとうございます。直近1週間の気候変動・脱炭素・Climate Tech関連の国内外のニュース・トピックをご紹介するニュースレターを配信している市川裕康と申します。継続して読んでくださっているみなさん、いつもありがとうございます。おかげさまで「Climate Curation」は2022年4月にスタートして、今年2月からは新しい配信サービスtheLetterにおいて620名を超える方に購読頂いてます。2023年9月から配信をスタートしたLinkedinニュースレターでは990名を超える方に登録いただき心より感謝いたします。
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【⭐📰👀今週気になったニュース・トピックス】🥵🥵🥵🥵☀️🌪️🏭💨🌱🏞️👨🏫
🥵【1】ラニーニャ発生?今夏は猛暑か エルニーニョで竜巻・熱波も…世界各地で“異常気象” [5/10 報道ステーション]
UAE、ブラジル、ケニヤなどで起きている甚大な洪水被害などが心配されますが、世界的な異常気象が今年も続きそうです。日本で起きることの予測も含め、10分尺の動画で詳しく紹介されています。
🥵【2】記録的な高温が異常気象をもたらし続ける見込み[5/8 Financial Times]
▶Financial Timesの記事では昨年と今年の温度上昇が未知の領域にあることを示しています。また、驚くのは以下の2番目のグラフで示されている日本の状況です。世界的にも温度上昇の影響を大きく受けていることが伺えます。
image credit: Financial Times
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2023年4月は、世界の平均地表温度が産業革命前の水準から1.58°C上昇し、記録的な高温が11ヶ月連続で続いた。
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科学者らは、温室効果ガスによる気温上昇が、世界中で熱波、干ばつ、洪水などのより極端な気象現象を引き起こすと警告している。
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最近の例としては、東アジアでの48°Cに達する気温、中国南部やケニア、ブラジルでの死者を出す洪水、UAEでの記録的な降雨などがある。
image credit: Financial Times
🥵【3】気候変動が子どもの健康に影響?専門家が発表/Climate Change Affects Children's Health [5/8 TOKYO MX news FLAG]
"公衆衛生学が専門の東京医科歯科大学大学院の藤原教授は気候の変動が子どもの健康にどんな影響を与えているのか世界中のさまざまな研究を例に説明しています。例えば香港の研究では1日の平均気温が27度の時に比べて30度の時は喘息の入院リスクが1.19倍となった研究結果を紹介しています。"
🥵【4】World’s top climate scientists expect global heating to blast past 1.5C target [5/8 The Guardian]
▶今週はこれでもか、という程、悲観的なニュースやレポートが続きました..
"世界の気候科学者の80%が今世紀の気温上昇を産業革命前から2.5℃以上と予測"
image credit: The Guardian
☀️🌪️【5】世界の再エネ発電、初の30%超 太陽光が後押し、英調査 [5/8 共同通信]
"世界の再生可能エネルギーによる発電割合が2023年に初めて30%を超えたとする報告書を英シンクタンクのエンバーが8日公表。太陽光と風力の増加が後押しした。「化石燃料による発電量が減少する新時代が目前に迫っている」としている。一方、日本は約24%で世界の割合を下回った。"
image credit: Ember
出典:Global Electricity Review 2024 [Ember]
🏭【6】Jパワー、石炭火力発電所5基を休廃止 2030年度までに [5/9 日本経済新聞]
世界的な石炭火力からの脱却という潮流がある中、Jパワー社が2030年度までに国内の石炭火力5基を休廃止すると報じられています。
*首相、脱炭素電源の確保強化を指示へ 「GX推進戦略」見直しも視野 [5/11 朝日新聞]
"政府関係者によると、首相は13日の会議で、電力会社などを対象に中長期的な投資を促す支援策など、脱炭素電力の確保に向け、さらに踏み込んだ検討を指示する方向。「GX推進戦略」の見直しも視野に、将来の電源割合を決めるエネルギー基本計画への反映や関連法の改正なども検討しているという。"
💨【7】世界最大CO2回収施設「マンモス」、アイスランドで稼働 [5/9 日本経済新聞]
スイス新興企業のクライムワークスは8日、二酸化炭素(CO2)を回収・除去する世界最大の施設をアイスランドで稼働させたと発表。年間の最大回収量は従来施設の9倍(3.6万トン)で、米国の自家用車7800台分の排出量にあたる。気候変動の抑制には大気中からCO2を取り除く技術が不可欠とみて、規模拡大が見込まれています。
🌱【8】沖縄のEFポリマー、インドに新工場 吸水剤の生産力5倍 [5/9 日本経済新聞]
"土壌の水分を保持する農業用吸水剤を手掛けるスタートアップのEFポリマー(沖縄県恩納村)はインドで工場を新設し、生産能力を5倍の月100トンに増やす。気候変動によるニーズの高まりを背景に、海外向けの製造販売を強化する。欧米で現地法人の立ち上げを進め、国際的な販路拡大を図る。"
🏞️【9】中村哲さん遺志継ぐNGO支援 アフガニスタンに新たな用水路完成 [5/5 NHK]
干ばつの被害が続くアフガニスタンにおいて、2019年に銃撃されて亡くなった中村哲医師の遺志を受け継ぐNGO「ペシャワール会」の支援でかんがいのための新たな用水路が完成し、1万4000人の住民の生活改善が期待されています。
*アフガンで凶弾に倒れた中村哲医師のアイデア生かした取水堰、川の流量小さくても水を確保 [2/19 読売新聞]
👨🏫【10】気候変動を学ぶオンライン学習プログラム「 Terra.do (テラドット・ドゥ)」、様々なテーマで短期(4週間)プログラムも提供中
気候変動分野の入門編オンライン講座を提供している Terra.do、私も2年前に受講してとても学びが多かったのですが、最近では4週間程度の細分化されたテーマごとの短期プログラムも提供されています。
5月末開講の「炭素除去技術とリスク」の受講を検討中です。もしご興味ある方いたら一緒に学んでみませんか?無料のお試し講座も予定されています。卒業生専用のディスカウントコードも用意されているとのことで、もしご興味ある方はこちらのリンクから申込みされると20%の割引が適用されます。*紹介者である私には実際の支払額の15%分が将来の受講費に活用できるクレジットとして付与されるとのことです。コストを抑えながらお互いに継続して学び続けるコミュニティになったらいいですね🤞🙂
image credit: Terra.do
ここまでお読みいただきありがとうございました! 今回は以上となります。もしニュースレターが有益と感じられたら、同僚、ご友人、或いはSNS等でご興味ありそうな方に共有いただけたら嬉しいです🙂。
*気候変動、脱炭素、気候テック関連のリサーチ等にも力を入れています。海外の業界動向調査やコンサルティング等、お仕事のご相談・ご依頼がありましたら、どうぞお気軽にご連絡下さい。
では、どうぞよい週末をお過ごしください🙂🙋
市川裕康 株式会社ソーシャルカンパニー | www.socialcompany.org
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