Media is Hope AWARD 2024「メディア貢献賞」として選出頂きました🙂🙇‍♂️🚀🎉

今回は本ニュースレターがMedia is Hope Awardという賞を頂いたこともあり、ニューストピックとして取り上げさせて頂きました。今後ともどうぞよろしくお願いします!いつも読んでくださり、応援くださり、本当にありがとうございます🙂🙇‍♂️ 今後もマイペースで継続していきたいと思います🙂
市川裕康 2024.08.24
誰でも

こんにちは。新しく登録してくださったみなさん、ありがとうございます。直近1週間の気候変動・脱炭素・Climate Tech関連の国内外のニュース・トピックをご紹介するニュースレターを配信している市川裕康と申します。継続して読んでくださっているみなさん、いつもありがとうございます。おかげさまで「Climate Curation」は2022年4月にスタートして、今年2月からは新しい配信サービスtheLetterにおいて680名を超える方に購読頂いてます。2023年9月から配信をスタートしたLinkedinニュースレターでは1,020名を超える方に登録いただき心より感謝いたします。

日本語圏以外の方にも数多く登録頂いているのですが、DeepLやGoogle翻訳等ご利用の上眺めていただけたら嬉しく思います🙂。ご登録がまだの方は以下からご登録をお願いします。

【Climate Curation配信プラットフォーム】

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【⭐📰👀今週気になったニュース・トピックス】

photo credit: 一般社団法人Media is Hope

photo credit: 一般社団法人Media is Hope

8月23日に開催された「Media is Hope AWARD 2024」 上半期 表彰式において、他の素晴らしいメディアの皆さんと一緒に「クライメートキュレーション / Climate Curation」ニュースレターを「メディア貢献賞」として選出頂きました🚀🙏🥹

この分野に本格的に取り組み始めたのは2022年からで、ニュースレターも日々学びながら試行錯誤の連続ですが、今回こうして評価頂いたこと、本当にありがたく思います🙇🙂。とても励みになりました。ニュースレターに興味を持っていただき、いつも読んでくださっているみなさんにも感謝です。

表彰イベントでも受賞の際にお伝えしたのですが、せっかくの深みのある記事や番組であっても気候変動分野は広範に渡っていて時に技術的な専門性が必要なことも多く、関連の記事・番組が読まれにくい・視聴されにくい、そしてSNS等でも『「いいね」「シェア」されにくい問題』があると感じています。改めて自分でも今後意識的に取り組もう、と思いを新たにしました。

そして、こうした形のニュースレター形式でのキュレーションに興味をお持ちの方はお気軽にご連絡いただけたら幸いです。おすすめのツール、始め方、ニュースピックアップのコツなど、是非共有させていただけたらと思ってます🙂 もしニーズがあるようであれば少人数開催でZoomなどでお話させていただきます:)ただでさえ広範な気候変動分野、知見と情熱を持ったキュレーターの方が多くいらっしゃることで、こうした情報がより多くの人の目に触れることに繋がるのでは、と期待しています🤞

以下は選出理由として頂いたメッセージです。今後も微力ながらでもお役に立てるニュースレターが配信できるよう、尽力したいと思います。どうぞ引き続きよろしくお願いします🙇🙂。

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<2024上半期 メディア貢献賞:株式会社ソーシャルカンパニー 市川裕康氏>

「メディアコンサルタントとして、生成AIなどの最新デジタルテクノロジーを自ら使い、様々な情報から重要トピックを分析・精査されてます。気候変動に関する国内外の網羅的な情報や解決のための新技術、気候テックに関するニュースレターを週1回配信(クライメートキュレーション|Climate Curation)し、登録者は国内で1600名を超え、日本の情報を海外へ届ける英語版では2300名を超えている(2024年6月21日現在)。キュレーションされた情報提供をメディア内外にすることで、孤立しがちな日本の気候変動情報に対して前向きな後押しをされており、気候変動解決に向けて重要な役割を担っています。」

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今回の「Media is Hope AWARD 2024」は一般社団法人Media is Hopeにより実施された企画ですが、このような気候変動とメディアをテーマに希望を感じさせてくれる取り組みを次々繰り出されています。例:2024年1月31日 気候変動メディアシンポジウム

9月22日には今年で2年目を迎える一大イベントが開催されるとのことです。私も参加予定です。ご興味ある方は是非現地でお目にかかれますことを楽しみにしています。

2023年9月24日に開催された昨年の「みんなでつくろう再エネの日!」ダイジェスト動画

【3】【気候変動】立ち上がれ!日本の気候メディア [8/21 江守正多氏 Yahoo!ニュース / 初出:岩波『世界』2024年8月号「気候再生のために」]

気候変動問題は世界の重大な問題であるにもかかわらず、市民の関心を引きにくい状況に関し、そうした傾向が心理学や行動科学の観点からどのように分析されているのかが、気候科学者の江守正多氏により詳しく分析されています。その上で、日本独自の状況や最近のポジティブな動きも紹介しつつ、日本の市民とメディアへの期待が綴られています。

【4】【最終回】それでもグリーンビジネスと新産業を追いかけます [8/22 経済番組グリーンビジネス / NewsPicks]

本ニュースレターでも何度となくご紹介し続けてきたポッドキャスト番組の「グリーンビジネス」が惜しまれつつもいったん「最終回」を迎えられるとポッドキャストで発表され、X上では「惜しむ声」「感謝」「将来の復活の願い」などの声がハッシュタグ「#グリーンビジネス」を通じて溢れていました。

「グリーンはカネになる」をテーマに国内外の起業家、投資家、専門家をゲストに迎え、専門的な内容であっても時に面白おかしく、分かりやすく、気候テック・climate techの世界の解像度をぐっと上げてくれる素晴らしい番組でした。お疲れ様でした。そしていつかパワーアップして復活されることを心待ちにしています。番組の存在を知らなかった方は過去の90本以上のエピソードが無料で視聴可能です。是非聴いてみてください:)

先週もお伝えした通り、気候変動対策を支えるグリーン技術への投資が失速していることに関し、米ブルームバーグNEFによる調査がチャートも含め公開されています。2024年上半期の世界の投資総額が前年同期比で約50%減の220億ドル(約3.2兆円)と伝えられています。日経GXの記事においても。「金利上昇など外部環境の変化に加え、人工知能(AI)関連技術との競合も一因と分析している」として紹介され、「金利ある世界でグリーンテックの選別が本格化しそうです」と指摘されています。過去3〜4年ほど気候テックへの注目が高まっていただけに、今後の資金調達状況やスタートアップの事業の成長の動向が気になります。

image credit: BloombergNEF

image credit: BloombergNEF

【6】「環境にやさしい」だけの気候テックが絶対に勝てない理由 [8/20 MITテクノロジーレビュー🔏 / 🎁ギフトURL]

MITテクノロジーレビューは「気候テック」の動向に関して深い洞察が得られる記事が数多く掲載されています。目の前で"climate tech"ブームの若干の減速が感じられつつある今こそ、過去のクリーンテックブームの教訓や、最新の動向の把握に役立つ記事の重要性を感じます。

"気候問題を解決するためには、すばらしい技術を開発するだけでは不十分だ。投資家に転身したフェイスブックの元CTOは5~10年で既存の技術と価格差をなくす製品を開発できる企業を探しているという。"

今年の7月にBSテレ東の「日経ニュース プラス9」から改編して誕生した「NIKKEI NEWS NEXT」。「脱炭素スタートアップ」として注目を集めているアンモニアの製造技術の革新に取り組んでいる東京工業大学発スタートアップ、つばめBHBが紹介されています。日本発の技術で世界に挑戦する起業家の世界観が伺えます。

地味な扱いの記事ではあるものの、中国における石炭火力発電のピークアウト、再エネの驚異的な導入スピード&スケールに驚かされます。

環境保護団体グリーンピース東アジアの報告書によると、中国が1─6月期に新たに認可した石炭火力発電所は14カ所、発電容量は計10.3ギガワットと、前年同期比79.3%減少した。また、風力や太陽光など再エネ発電容量は1─6月期に計11.8テラワットとなり、石炭火力発電容量(11.7テラワット)を初めて超えた。

金曜日に国家エネルギー局が発表した声明によると、国家は7月に25ギガワットのタービンとパネルを追加し、総容量は1,206ギガワットに拡大した。 習近平は2020年12月に、2030年までに少なくとも1,200ギガワットをクリーンエネルギーで賄うという目標を設定した。中国はクリーンエネルギーに関しては、他の国々を圧倒的に凌駕しており、近年は風力発電や太陽光発電の導入記録を何度も塗り替えている。 この急成長は、今夏の石炭発電の減少につながり、世界最大の汚染国が2030年の目標よりもかなり前に、すでに排出量のピークに達していることを意味するかもしれない。

image credit : Bloomberg Green

image credit : Bloomberg Green

営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)」とは、農地に支柱を立てて上部空間に太陽光発電設備を設置し、太陽光を農業生産と発電とで共有する取り組みで、農地の上部に太陽光パネルを設置し、下部で農業を継続することができるとして、とても期待が高まっている解決策と言われています。とはいえ、今回の記事を読み、悪質な事案があり、政策的な課題があることを学ぶことができました。期待が高まっているだけに、よい形での政策が改善されることを願ってます。

7月25日に開催された独立系シンクタンクClimate Integrate主催のセミナーのアーカイブ動画、登壇者資料が公開されています。第7次エネルギー基本計画・地球温暖化対策計画・国が決定する貢献(NDC)・GX2040年ビジョンの策定に向けた議論が行われている中、日本の気候・エネルギー政策を方向付ける重要な論点が専門家の発表や議論から窺えます。

【おまけ】漫画家イエナガの複雑社会を超定義 - アチチ?いつの間にか地球が沸騰化してたってよ[8/24 NHK 再放送 NHK Plus *配信期限 :8/31(土) 午前10:00 まで /初回配信2023年11月24日 5分間のダイジェスト版 YouTube ]

以前にもご紹介したこちらの15分の動画、とても分かりやすく説明されています。ちょうど再放送されていたので見逃し配信URLをご紹介です:)

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ここまでお読みいただきありがとうございました! 今回は以上となります。もしニュースレターが有益と感じられたらSNSなどで「いいね」や「シェア」をお願いします 🙇‍♂️🙂[ハッシュタグ: #ClimateCuration ]  みなさんのネットワークの中で、気候変動に関する情報を必要としている方に届くきっかけになれば幸いです🙂。

*気候変動、脱炭素、気候テック関連のリサーチ等にも力を入れています。海外の業界動向調査やコンサルティング等、お仕事のご相談・ご依頼がありましたら、どうぞお気軽にご連絡下さい。

では、どうぞよい残りのお盆休みをお過ごしください🙂🙋

市川裕康 株式会社ソーシャルカンパニー | www.socialcompany.org

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